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ICU Apparel

Partners interview #2

TEDxICUはTEDxイベントを通してアイデアを表現できる場・インスピレーションを受ける場・新たな行動を起こすきっかけの場の3つの「場」を創るため、多くの企業様にスポンサーとしてご支援いただいています。
今回はTEDxICUのスペシャルスポンサー、ICU Apparelのみなさまへのインタビューをお届けします。

(プライバシー保護の観点により、仮名を使用しております。)

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​​ICU Apparelの方々

(左よりA、B、C、D様と

させていただいております)

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TEDxICU スポンサーチーム

​渡部・石井

渡部:

A様:

渡部:

A様:

渡部:

B様:

まず最初に自己紹介をお願いします!

ICU Apparelは、コロナ禍などでキャンパスに来られない中、ICUのグッズを通じて、学生や大学に関わっている人が繋がりを感じられるように、という取り組みをしています。
メインメンバーの他に、デザインやカメラマン、モデルの方々などが色々な部活動や違うコミュニティから参加して一緒に活動しています。


ありがとうございます。売店などに売られているICUジャージのようなものがありますが、それではなく別に自分たちで動こうと思ったきっかけなどはありましたか?


今はICU Apparelという名前で活動していますが、最初始めた時の4月は24(2024年卒)のクラスパーカーをつくっていました。色々な行事が無くなってしまったからこそクラスパーカーを作って、繋がりを作るということが始めるきっかけになりました。


そうですね、パーカーを着ている人を見ると24がいるんだ!という安心感を持てて、それだけでも大きく心情が違ったのを覚えています。
では、ICU Apparelの事業内容をお聞きしても良いですか?


大まかな内容として、元々は24の学生でコロナ禍でも繋がりを作るという思いで活動させていただいていたのですが、今回は24だけではなく、他の人ともコミュニティを作って、関わりを深めて行きたいよね、ということで現在全学年に向けたパーカーとスウェットパンツを作って販売しています。

渡部:

B様:

A様:

渡部:

A様:

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ありがとうございます。これで他の学年とも繋がれますよね!

 

持っていることによって、「あ、アパレル着てる!」みたいな感じで、コミュニケーションのきっかけになり、繋がれるのかなと思っています。
 

24という横の繋がりを持つのが、コロナ禍で学校に来られずに大変だったと思うんですよ。それに加えて24、25は学校に来たり、外国からインターナショナル生が来ることもなかったので、縦の繋がりというものも少ないのかなと思ったんです。24・25と22・23、といった風に分かれてしまったりするところもあると思うので、そこの繋がりをより大きくしたいと思っています。

 

次に、その活動の背景にあるICU Apparelの理念や価値についてお伺いしたいと思います。
 

ICU Apparelの理念は大きく3つあります。1つ目が「個を尊重する」「多様性を尊重する」ということで、ありのままの体と性の多様性、ということをイメージしてジェンダーフリー、かつ幅広いサイズを提供しています。
2つ目が「慈善活動への取り組み」ということです。ICU Apparel は利益を取っていません。全部、ボランティアの有志の団体です。元々利益を取るつもりはなくて、もし発生したらそれはTEDxICUのような学生団体とか、ICU内でのコミュニティに使うということにしています。特に、持続可能な開発に注目しているので、社会問題の解決などに使いたいなと思っています。
3つ目は「一体感と帰属意識の醸成」です。コロナで外国にいるけどオンラインで参加している、国内でも東京にいなくてオンラインで参加しているなど、コロナに立ち向かいながらICUというコミュニティに所属しているという意味でみんながより一体感を感じられるようにという活動を心がけています。

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渡部:

C様:

B様:

渡部:

B様:

A様:

渡部:

A様:

ここまでの影響力と販売力を持っているのにも関わらず、利益を一切取らずに寄付に回されているんですね。

では、そんなICU Apparelに皆様が感じる魅力とは何でしょうか?
 

服のデザイン自体も魅力的なのですが、服を売る行為がゴールじゃなくて、服を通じて人と繋がれる機会があったり、社会に繋げていく広いゴールを持って取り組んでいるところが魅力だと思います。
 

もう1つ、私たちが作ることで「孤立していないよ」というメッセージをすごく伝えたかったというのはあります。コロナで離れ離れになっていて、寮やサークルに属していない人は、自分自身の世界ができて、ICUならではのコミュニティがなくなっている気がしていました。このパーカーを着ることによって、そのつながりを作ることができるんじゃないかと思います。
 

なるほど。ちなみに、私もよくICU Apparelのパーカーを学校に着ていくんですけど、皆さんが日常の中で「あ、Apparelだ」って気付いたりすることはありますか?
 

個人的な話なんですけど、アルバイト先にパーカーを着てきてくれる人が多くて。「あ、ICU生だ」とひと目で分かることで、そこからコミュニティが生み出されることもあるので、そこはすごく嬉しいなと思います。
 

例え会話が始まらなくて、遠くで誰かが着ているのを見るだけでも、「繋がっている」という安心感を持てるところが好きです。エイプリル(4月入学生)やセプテン(9月入学生)などいろんな学生がいると思うんですけど、わざわざ話しかけるまではいかないこともあると思うんです。その中でApparelの服を着ていると、会話の壁を越えて感じるものがあるところも魅力の1つかなと思います。

 

確かに、会話がなくても服を通じてその人と繋がっていると思えますね。
ここからは、TEDxICUに絡めたお話をお聞きします。まず、TEDxICUにご協賛いただいたのにはどのような理由があるのでしょうか?

 

元々TEDの動画をアパレルのメンバーもみていて、インスピレーションを感じる部分がありました。ですが、今回の一時活動休止の事情を聞きまして。コロナの中で先輩から後輩への引き継ぎがうまくいかず、大変なところをみんなで一生懸命やっている姿がアパレルの姿とも似ているなと思ったので、できる限りのサポートをしたい気持ちがありました。

渡部:

A様:

渡部:

A様:

D様:

渡部:

同じICU生からのサポート、本当に心強いです。では、TEDxICUとICU Apparelにどのような共通点があるとお考えですか?
 

TEDxICUの理念にある、つながる場を提供するという部分に似ているところがあるのではないかと思います。あとは、多様な価値、多様性にも共通性はあると思います。違う視点からではあると思うんですけど、ICU生同士を尊重したりサポートしていく取り組みなど、似ているところがあると思います。

 

なるほど。「ICU所属」という点以外でも多くの共通点がありますね。
さて、今年のTEDxICUのテーマは「Untroubled」です。皆様は今まで直面した困難とどのように向き合い、乗り越えて来られましたか?

 

「コロナ禍」という状況を読めないことは大きいと思います。クラスパーカー自体は17の代から販売していたんですけど、その文化をコロナ禍の中どう続けていくか悩みました。長い準備期間を経て販売するものではあるし、コミュニティ全体で取り組むことなので、「どうしたらアパレルの気持ちと、活動の良さがコロナ禍で一番伝わるのか」というところをApparel内で考えていました。最近だとオミクロン株やまん延防止措置が出てしまって、状況がいろいろ変わっていると思うんですけど、この変わっていく状況の波を捉えて、何をするのがいいのかと考えることは大変だったと思います。あとは、活動していく中でオンラインでチーム内でのコミュニケーションを取ることも結構大変だったことの1つです。
 

自分が他の課外活動の仕事なども抱えていたときに、任せられた仕事をすべて一人でやろうとしていたんですけど、結果的にできなくて…。どうしようもないかもしれないっていう時に、仲間の存在、仲間に支えられているということに気づくことが多くありました。この活動は利益や名誉が得られるものではありません。だからこそ、心の底から人との繋がりや人を大事にすることの大切さを感じました。使い古された言葉かもしれませんが、一人で乗り越えられなくてもみんなで乗り越えればいいんだということを一番理解できたのは、このコロナ禍でのTroubleに向き合ったところだったのかなと思いました。


そうですね。先ほどのお話を聞いていて、そもそもこの団体の発足にコロナの影響が大きいのかなと思いました。この団体を立ち上げたということ自体がTroubleを乗り越えたともいえるのかもしれませんね。

では最後に、皆様と同年代の学生に向けたメッセージをお願いします。

D様:

C様:

渡部:

A様:

渡部、

石井:

ワクワクすることって大事だということです。以前、24パーカーの購入者にアンケートを取ったんですけど、それが好反応ばかりだったので、それを読んだ時は熱気に溢れ返っていたミーティングだったなと思います。自分がしていることにワクワクできることは大事なので、自分だったらこれをメッセージにしたいです。
 

学生団体とかで活動していると、コロナなどによってうまく行かないことや焦ることってあると思うんですけど、その中で理念とか、なぜ自分たちがこれをやってるのかって忘れがちになるんです。団体としてやっているからこそ、まずそこを見直すということが大事なんだと思います。こういうコロナの状況下で私たちも思い通りに活動できないんですけど、「オンラインが普通の今だからこそ人との繋がりが大切だ」と思うこと、初心に帰ることがすごく大切だと思うので、みんなで頑張りましょう!、、という感じです笑。
 

すごく素敵だと思います。
 

今回、国内発送も国際発送もありにして全て銀行振り込みにしたのは、大学と仲間を思う気持ちがなかったらできなかったことだと思います。。いろいろな距離があるなかで、できるだけ県や国を超えてもみんながphysicalに(物理的に)同じものを持ってるというというところに価値があると思います。IT化やオンライン化が進んでいるなかで、1つでも大切なもの、みんなでシェアしているもの、価値のあるものを持つというところにまた魅力があったりとか、大切なものが見つかったりするんじゃないんでしょうか。
 

本日は貴重なお話をありがとうございました!
 

ありがとうございました。

ICU

Aparrel:

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ICU Apparel

コロナ禍に本学2024年度卒業生により発足した学生団体。ICUロゴを全面に押し出したアパレル商品を作成、販売し、その利益を社会的活動に投資している。

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2020年5月に設立されたNPOやNGO支援を行うコンサルティング会社の「内側」に迫る。

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